続いて城下町の北側へ。明治時代につくられた道を歩いた。文翔館の建物はもともと県庁だった。初代県令の三島通庸は古い武士の社会にとらわれない新しい山形をつくろうと三ノ丸のお堀の外側に県庁を建てた。三島は銀座煉瓦街の都市計画に参加し近代化を成功させた人物。初代山形県庁の近くには日本に入ってきたばかりの新しい建築様式が採用された警察署や師範学校があり東北初の西洋風官庁街が完成し全国屈指の先進都市に生まれ変わった。三島が山形に残したもう1つのものはサクランボ。近代化のひとつとして明治9年に海外のものをいち早く日本で栽培できるようにした。今では山形県産のサクランボのシェアは全国の約7割。山形のイメージが大きく変わったというタモリさんだが最後に「ちょっと言いたいのは最上の銅像は方向が違う。あれは生まれ変わってほしい」と話した。
住所: 東京都港区南麻布5-7-13
URL: http://www.library.metro.tokyo.jp/12/
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