政府与党から浮上した1人当たり4万円の減税案について、東京都内に暮らす10人家族の伊藤さんらは家族会議をした。政府内で現在検討されているのは、納税者と扶養家族を対象に所得税など1人当たり4万円の定額減税を1年限定で行うというものである。伊東家では父と母、8人の子どもそれぞれに4万円が減税され、一家10人で計40万円分の恩恵が受けられる。減税分のお金の使い道について欲しいものを上げ、父は家族旅行に一票挙げたが母は生活費に使いたいと答えた。先ほど開かれた政府与党の会合で、岸田総理は税収の増加分を国民に還元する具体策の検討を指示した。1人当たり4万円の減税については、党内から年収2000万円以上を対象外とする案が挙がっており、所得制限なしを検討する政府との足並みの乱れも予想される。還元策の恩恵が各家庭に届くのは、早くとも来年夏頃とみられる。