深刻な人手不足の解消へ、その切り札は、まだまだ働きたいシニア世代。多摩職業能力開発センター府中校は、セカンドキャリアなどを目指す人を対象とした東京都の職業訓練施設。訓練生は3カ月無料で訓練。これを通し、介護や家事に関する4つの資格の取得が可能。この日、行われていたのはボタン付けの授業。東京都がこのような施設を運営するのには日本が直面する深刻な人手不足問題が背景にある。現在、円安により外国人労働者が減少しさらに今年1月には正社員の人手不足割合が過去最高の55.3%に。この課題解決の一役を担うと言われているのがシニア雇用。現在は、1人に対し平均6社もの求人があるというこちらの施設。シニア世代の仕事への意欲が企業も動かしている。人生100年時代、シニアのパワーで日本を盛り上げる。