子どもの転落事故に国も問題意識を持っている。先週木曜日、消費者庁が報告書を発表。その中で、事故が起きた時大人がいた場所について、ベランダだと3割以上、窓だと8割以上が在宅と、大人が家にいても事故が起きている。視聴者の意見。東京都の女性は、3階の寝室の窓を明けて換気してたとき、夫婦で出かける準備をしていて3歳の娘が本棚によじ登ったのに気が付かず、おもちゃを落とし取ろうと体ごと転落。幸いにも命は助かったが骨折してしまったなどと事例を紹介。子どもは何秒で手すりを乗り越えるかの実験映像で、110cmの高さを4歳の男の子はわずか3秒で登った。2歳の子どもも、足がかりがあれば12秒で登っていた。事故を防ぐ対策について、子どもの足がかりになりやすいものを置かない。4歳以下の子どもは危機を予知する能力が育っていないため、好奇心が勝って危ないところにも行ってしまうという。対策したうえで大事なのが、子どもに窓を開けさせない。対策グッズとして、補助錠を紹介。国の報告書でも有効性が示されていて、元は防犯グッズだが子どもが勝手に開けないためにも使える。消費者庁では、商品ごとの性能を検証中。