今年4月に全国すべての小学6年生と中学3年生が参加して国語と算数数学で行われた「全国学力テスト」の結果が公表され、小学生では石川県が1位。秋田県と東京都と福井県が2位。中学生では石川県が1位。東京都が2位、福井県が3位となった。石川県は去年も小学生の国語と算数で1位。中学の数学でも1位だった。テストと同時に行われたアンケート調査を基に、文科省が分析したところ、自らの関心に沿い見通しを持って粘り強く学習に取り組む「主体的な学び方」や、対話を通してクラスメートらと共に学ぶ「協働的な学び方」を重視した授業を受けた子ども達の正答率が高い傾向が見られたという。一方全国的には、小学生の国語では文章の中のどこが“事実”として書かれ、どこが“作者の意見”なのかを明確に読み解くことなどに課題がみられたという。