東京都で巨大地震が発生した場合、供給される水道の4分の1以上が断水する可能性があることが分かった。東京都によると、首都直下型クラスの地震が発生した場合、最大26.4%で断水が起き、復旧には17日かかると想定されている。都は被害軽減に向け、2030年度までに断水率を19%にし、12日以内の復旧を目指しているが、その対策の大きなポイントが配水管の耐震化。大きく揺れてもつなぎ目が外れず、断水や漏水につながりにくい配水管へと改修が進められているほか、各家庭に別れている給水管でもビニールからステンレスへと耐震化が進められている。もし、断水が発生した場合、都内約4600カ所の応急給水槽などが給水拠点となるが、都では家庭でも水を備蓄しておくよう呼びかけている。