スーパーなどではコメの品薄の状態が続いている。坂本農林水産大臣は背景について、新米が本格的に出回る前の在庫が少ない時期に地震や台風に備えた買いだめの動きが出たこと、お盆休みの影響で物流が滞ったことなどを挙げた。今後については、例年8月から早期米が出回り。9月には流通量が増えることを踏まえ順次品薄は回復していくとの見通しを示したうえで、消費者に落ち着いた購買行動を求めた。一方、大阪府の吉村知事から要望された備蓄米の放出については「民間流通が基本となっている米の需給や価格に影響を与えるおそれがある」と述べ、慎重な姿勢を示した。