東京・駒沢オリンピック公園で都内最大級の犬のイベント「駒沢わんこ祭り」が行われた。最近、首都圏などで強盗事件相次いでいるが防犯として犬を飼うことが注目されている。2002年に都立公園で初めてドッグランを開設したことから、犬の聖地ともいわれる駒沢公園に2万人を超える人が訪れた。ペット関連商品を販売する出店が78店舗だという。最近、多発する強盗事件を受け今回初の試みとして警察犬の訓練も行うしつけ教室が犬による防犯の重要性を呼びかけた。日本警察犬協会日本公認訓練士会元会長・藤村泰亮さんは「防犯上、犬が1頭いることで犯罪は防げると思う」とした。犬は訓練を行うことで3つの防犯要素が身につく。不審者を見つけ相手をほえ立て威嚇、次に逃げ出す不審者を追い立てる、かみつく。室内で飼う小型犬でもほえ立てて相手を威嚇することができ防犯効果があるという。ペットとして飼われる場合、通常はほえないようにしつけられるが藤村さんは「吠えることも大事ではないか。無駄ぼえを覚えないようにしていけばいいことではないかと思う」などと語った。しつけた次第で、不審者にだけほえるようにすることもできるといい、小型犬でも半年ほど訓練をすることで防犯への動きが身に着くという。