ファミリーマートはきのう、新たな商品戦略として、スイーツをデザートだけでなくパンや飲料、アイスなど商品カテゴリーを超えて展開していくと発表。第1弾はチョコがテーマでフォンダンショコラやデニッシュなど13の商品を発売。カカオ豆の不作などによりチョコレートの価格は高騰が続いているが、産地のメーカーと年間契約を結び安定した調達につなげるほか、カカオ豆の栽培からチョコレートへの加工までを一貫して行う方式を採用し輸送コストなどを削減。安定価格で販売が可能になったという。スイーツはおむすびやパンなど主力のカテゴリーに次ぐ来店理由の一つになっていて、カテゴリーを横断した商品を展開することで、複数購入や客数の増加につなげたいとしている。スイーツをめぐっては他のコンビニ各社も戦略を打ち出している。セブンイレブンでは「復刻シリーズ」として今週金曜日から杏仁豆腐やシュークリームを発売。ローソンでは「冷凍スイーツ」の売り上げが好調に伸びていることから、今後もラインアップを増やすなど力を入れる方針。