岐阜県瑞浪市の旧釜戸中学校は、人口減少に伴って廃校となった。その廃校に自動車部品メーカーの経営者など30人が訪れた。EVの部品を展示。手にとって構造や素材を確認できる日本最大級のEV部品の展示場。展示には広いスペースが必要となるため、廃校が選ばれた。ことし6月にリニューアルして展示を増やしたばかり。運営するのは、自動車部品のデータソフトを扱う東京の商社。データだけでなく実物を常時見られるようにして開発の参考にしてもらおうと考えた。教室ではこの日、大手自動車メーカー出身の技術者による講演も行われた。エンジン車では1台あたり約3万点といわれる部品の数が、EVでは大きく減ると言われている。危機感を強める部品メーカーの担当者がこの展示場を開発の第一歩として利用し、これまでに1万人以上が訪れている。