東日本大震災から15年。子どもの頃の夢を叶え活躍する若者もいる。女子プロレスラーのMIRAIさん。みちのくプロレス所属の唯一の女子選手。プロレスラーの道を選んだのは震災がきっかけだった。地元は宮古市。離れて暮らしているが帰省すると地元の海へ行く。震災から15年を迎える3月、宮古市で行われる試合を前に宣伝に力が入る。小学生の頃から柔道に打ち込み格闘技の道を歩んできた。震災が起きたのは小学5年生。宮古市の死者・行方不明者は570人。父の漁船や作業小屋が流失した。人生を決定づけることがおきる。市内で開かれたプロレスのチャリティーマッチ。それ以来、選手のグッズを数多く集めるほどプロレスにのめり込んだ。高校卒業後はプロレスの世界へ。関東の4団体を渡り歩き2025年11月、みちのくプロレスへ。移籍後、女子プロレスの2つの国内タイトルを獲得し全国的な注目を集める選手に成長している。現在は両親とともに盛岡市に住む。両親は娘のプロレス界入に反対していた。今はほぼ毎試合応援に駆けつけている。ただ揺れる思いも抱えている。地元で戦いたいと移籍したみちのくプロレスでは対男子となり勝ち星をあげられていない。震災15年の節目に行われる故郷での試合が迫る中、MIRAIさんは答えを出せずにいた。震災当時、子供だった若者が生き抜いて来た15年。被災地には同じ時間、娘の帰りを待ち続けた人もいる。
