9月12日木曜日。この日、公開されたのは福島第一原発で事故を起こした原子炉につながる配管の中の映像。目指す先にあるのは事故で溶け落ちた核燃料の塊、燃料デブリ。放射線量が極めて高いこのデブリの処理は、廃炉に向けた難しい課題だが、東京電力は当初の計画から3年あまり遅れて試験的な取り出しに着手した。今回2週間以上かけて取り出されるデブリの量は僅か3g以下。デブリは3基の原発で合わせて880tとみられ今回取り出したサンプルを分析して今後の本格的な取り出し作業に生かす方針。
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