福島第一原発の事故で1号機から3号機には核燃料デブリがあわせて880トンあると推計され、東京電力は2号機で去年11月と今年4月の2回、試験的にデブリを取り出した。このうち、去年取り出した0.7グラムのデブリの分析を行っている日本原子力研究開発機構は、砕きやすい特徴があることなどを今年7月に発表していて、きのうは最新の結果を公表した。ウランや鉄などの分布からデブリが格納容器底部に落ちた際も流動性があったと推定している。同じような性質のデブリが取り出した場所の周辺にも存在する可能性があるとしている。東電は核燃料デブリの本格的な取り出しについて12年から15年程度かけて準備した上で、2037年度以降に3号機で始める方針。東電福島第一廃炉推進カンパニー・小野明代表は記者会見で「核燃料デブリの本格的な取り出しに向け重要な情報が得られた。今後の廃炉に生かしたい」と話していた。
