荒ぶる川という名前の通り、過去幾度となく洪水が発生していた荒川。かつて荒川の下流部は現在の隅田川だったが、1910年の台風で荒川が氾濫し、東京の下町は大洪水となった。これをきっかけに新たに水を流す為の巨大な放水路が作られることになった。幅約500mの川を河口まで22km掘り進めていき、1924年に水が通され荒川と呼ばれるようになった。荒川は東京を守るために作られた人口の川で、100年間決壊や氾濫は一度も起こらなかったが、岩淵水門の近くには大水害の記録がある。
2019年の東日本台風の際、荒川は戦後3番目となる7.17mの水位を記録したが、ぎりぎりのところで氾濫を回避した。浸水シミュレーションによると板橋区高島平では水位が上昇し6mを超えている。足立区北千住も6m近くまで浸水し、駅前の広場が飲み込まれている。さらに水は東京駅や銀座など都心にも達し、長期間に渡って浸水が続く地域もあると想定されている。水害から守るため、堤防の土の下にブロックや遮水シートを入れてあり、22kmの堤防で完了している。荒川の弱点ともいわれる場所では地盤沈下で低くなった堤防のかさ上げを進めてきたが京成本線荒川橋梁部分は橋があるためかさ上げができず周辺より約4m低いまま。国交省・京成電鉄が去年から堤防のかさ上げと橋の架替え工事を進めている。
2019年の東日本台風の際、荒川は戦後3番目となる7.17mの水位を記録したが、ぎりぎりのところで氾濫を回避した。浸水シミュレーションによると板橋区高島平では水位が上昇し6mを超えている。足立区北千住も6m近くまで浸水し、駅前の広場が飲み込まれている。さらに水は東京駅や銀座など都心にも達し、長期間に渡って浸水が続く地域もあると想定されている。水害から守るため、堤防の土の下にブロックや遮水シートを入れてあり、22kmの堤防で完了している。荒川の弱点ともいわれる場所では地盤沈下で低くなった堤防のかさ上げを進めてきたが京成本線荒川橋梁部分は橋があるためかさ上げができず周辺より約4m低いまま。国交省・京成電鉄が去年から堤防のかさ上げと橋の架替え工事を進めている。