今回の選挙で、蓮舫氏を抑え、2位となった前安芸高田市長の石丸伸二氏。躍進の背景には、SNS戦略がある。公式YouTubeチャンネルの登録者数は、約29万人。出馬表明後のライブ配信は、合わせて約625万回再生されている。出馬表明後1カ月あまりで、献金額は2億円を超え、ボランティアは5000人を超えたという。橋下は、若者や無党派層など将来世代の票を獲得するには、石丸氏のような政治家のスタイルが必要だということを打ち出したなどとし、石丸氏がSNSだけでなく、地上波でも情報発信ができていれば、もっと票が増えた、メディアは有権者に情報を届ける役割を果たさないといけないなどと話した。戸川は、石丸氏のSNS戦略は、従来の政治家のやり方とは異なり、切り取りやすい発言をすることを意識するなど、周囲に拡散してもらいやすい手法をとっていて新しかったなどと話した。石丸氏は、京都大学卒業後、銀行に入行し、2020年に安芸高田市長に就任した。石丸氏の演説では、SNSの地盤があったことから、どこでも人が集まったという。回数をこなすため、1日20カ所ぐらい回ることもあったという。戸川は、石丸氏は、地上では古典的な川上戦術を展開していた、ネットとリアルを分離せずに機能させたのが勝因ではないかなどと話した。橋下は、票を獲得するのに重要なのは、候補者の熱量であり、石丸氏のような熱量のある政治家が出てきて、日本社会を変えていってもらいたいなどと話した。