約20年前に連れ子とともに同性パートナーとなった女性を紹介。相手の連れ子の子どもの入院手続きの際「親子 関係ではない」と受け付けできなかったという。去年10月、東京高裁は同性カップルが抱える不利益を認め同性婚を認めない制度は差別的で憲法違反と判断した。高裁で判決があった3件はいずれも上告され最高裁に移った。元最高裁判事・千葉勝美弁護士は「必ず大法廷に回付される。人権保障の理念にかかわる重大な意味をみんながそれぞれ考えがあり、それに対する根強い反対があることも理由がある。憲法解釈論も出尽くした感がある。最高裁がどう判断するか、この1〜2年が勝負ではないか」と指摘する。