東京デフリンピックを機に結成されたデフハンドボール代表の挑戦を追った。空中の格闘技と呼ばれるほど激しいプレーが特徴のハンドボール。ルールは一般のハンドボールと同じだが、激しいコンタクトプレーがあるため補聴器の使用が認められていない。そのため選手たちは音が聞こえない状態でプレーし、ジェスチャーなどで連携を図っている。監督の指示は手話通訳者を通して伝えられる。日本代表キャプテンの小林優太選手は3年前に代表チームの母体となるデフハンドボールサークルを立ち上げた。経験者が少ないことから体験会やSNSなどで選手を集め、16人が日本代表に選ばれたが、半分以上が未経験と経験の少なさが課題となっている。チームメイトの聞こえの程度は様々で、手話で会話する選手も多く、これまでは選手どうしのコミュニケーションが希薄だった。
大会まで約3か月、一般の高校との練習試合を行った。先発に抜擢された坂本州さんは試合開始早々から相手の守りに対応できず、迷ったプレーをしてしまう。試合の合間に経験豊富な選手が丁寧にアドバイスを送り、多くの選手たちが自分事として聞き入れた。次第にプレーに思い切りが出た坂本さんはチームに貢献。自分の攻撃スタイルを見つけられた気がするなどと話した。
大会まで約3か月、一般の高校との練習試合を行った。先発に抜擢された坂本州さんは試合開始早々から相手の守りに対応できず、迷ったプレーをしてしまう。試合の合間に経験豊富な選手が丁寧にアドバイスを送り、多くの選手たちが自分事として聞き入れた。次第にプレーに思い切りが出た坂本さんはチームに貢献。自分の攻撃スタイルを見つけられた気がするなどと話した。