がんや生活習慣病、老化の引き金ともいわれる「酸化ストレス」に関する研究の第一人者、東北大学・山本雅之教授。一般に流通するパソコンの2000倍以上の情報処理能力をもつスーパーコンピュータを使い、およそ12万人分の研究をもとに研究を続けている。さらに、山本教授の相棒とも言えるのが、全国で10台ほどしかないという超高性能な顕微鏡。この顕微鏡は細胞を急速凍結し生きた細胞に近い状態で撮影もできるという。山本教授は真実を解き明かした時に幸せを体感するという。約50歳差の学生たちとも積極的にコミュニケーションをとっているという。山本教授に趣味を聞くとテンションが急上昇。野球が大好きだという。さらに研究室の学生の名前、出身高校、人柄も頭に入っているという。出会ってわずか30分ほどの番組スタッフの名前も覚えていた。山本教授は次なる目標について「ゴールなんてない。永久に走り続ける感じ」、ノーベル賞について「ノーベル賞をもらってもいい人の中で運がいい人がもらう。分野だったり時の運だったりいろんなことがある。ノーベル賞とかあおっちゃだめ」などと述べた。
