成層圏から撮影した地球。実は高校生たちが撮影した。撮影したのは愛知県立旭丘高校天文部の皆さん。参加したのは天文部の部員およそ20人。部長の山田真寛さん。このプロジェクトのマネージャーを務めている。バルーンにつり下げる箱には気温センサーやGPSなどの観測装置を積み込み、箱の上と下にカメラ2台を取り付けた。プロジェクトでは、観測装置が入った箱をバルーンで高さおよそ3万メートルの成層圏まで飛ばす。気圧が低い成層圏でバルーンが破裂。パラシュートで下りてきた箱を回収する。実験成功の鍵を握る1つがパラシュート。観測装置を傷めないよう計算した降下速度は秒速4メートルほど。パラシュートは計算どおりの速さで降下した。降下速度を割り出した生徒は理数系の全国大会に出るほどの実力者。得意分野を生かした役割分担をしている。こちらの生徒は小学生のころからロボットづくりが大好き。観測装置の要となるプログラムを手がけた。ほかにもものづくりが好きな生徒が機体の設計に携わるなどそれぞれの力を結集させた。
迎えた本番。まずは打ち上げ班の生徒たちが早朝海岸で作業を始める。見事、バルーンは宙へ。ここからは通信班の生徒たちの出番。バルーンの位置をリアルタイムで把握して仲間たちへ伝える。その位置情報を基に回収班の生徒たちが船で現場へ。打ち上げ場所からおよそ55キロ東の太平洋で箱を発見した。カメラの映像を確認すると映っていたのは美しい地球の映像。地元、愛知県の渥美半島と三河湾。成層圏に挑むとなると、やはり必要な資材も特別なものになってくる。そこで企業などに働きかけて資材を提供してもらったり、クラウドファンディングを立ち上げて資金を集めたりした。さらにはバルーンを打ち上げるための国への申請、こういったこともすべて生徒たちが行った。
迎えた本番。まずは打ち上げ班の生徒たちが早朝海岸で作業を始める。見事、バルーンは宙へ。ここからは通信班の生徒たちの出番。バルーンの位置をリアルタイムで把握して仲間たちへ伝える。その位置情報を基に回収班の生徒たちが船で現場へ。打ち上げ場所からおよそ55キロ東の太平洋で箱を発見した。カメラの映像を確認すると映っていたのは美しい地球の映像。地元、愛知県の渥美半島と三河湾。成層圏に挑むとなると、やはり必要な資材も特別なものになってくる。そこで企業などに働きかけて資材を提供してもらったり、クラウドファンディングを立ち上げて資金を集めたりした。さらにはバルーンを打ち上げるための国への申請、こういったこともすべて生徒たちが行った。