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「東和町(岩手)」 のテレビ露出情報

毎週金曜日は「時をかけるテレビ〜今こそ見たい!この1本〜」。紹介するのは1997年放送の「米はドンドン作ればいい~岩手・東和町長の挑戦~」。ゲストは元バレーボール男子日本代表監督の中垣内祐一。岩手県南部に位置する東和町は過疎が進む山間の小さな町。町民の7割が農家。そのほとんどが米を作っている。国の減反政策に協力することで東和町の農家には国から年に2億円余の補助金が支払われている。農家は米作りを止め、補助金に依存してきた。東和町役場では「自主転作提言の町」と横断幕を掲げた。これは米を作りたい人は自由に米を作ればいいという旗印。小原町長は減反が農家の米作りの意欲を失わせていると確信している。東和町で作った米を大消費地で売るのが町長の戦略。戦略拠点の1つは東京・銀座にある。この居酒屋は2000万円を出資して造った。産地直送の食材と銀座にしては安い価格が受け、店は連日たくさんの客で賑わっている。もちろん米も東和町産。町長の計画はさらに進む。首都圏で直接米を売る産直センターを作ろうというのだ。自主転作が実現した場合は現在農協が農家から買い上げている価格よりも1割高く買い上げるつもりだ。町長は川崎の産直センターが軌道に乗れば同じような店を次々造る考え。農家の代表を集めて行われた説明会は冒頭から荒れた。転作を100%達成しないと補助金が減ってしまう、その埋め合わせを保証してくれない限り町の方針には賛成できない。小原町長は自分の主張が農家に支持されると信じていた。しかし、生活という重い現実の前に町長の理想は予想外の強い反発を受けた。補助金の必要性を訴えた多田充さん。集落44戸の農家を1軒1軒回り、減反に協力してもらうよう説得するのが多田さんの春先恒例の仕事。今の制度では減反転作を集落単位で100%達成しないと補助金が半分に減ってしまう。言い換えれば1人が減反しなければ他の農家全員に迷惑をかけることになる。小原町長は1つの決断をした。町が農家に助成金という形で金を出そうというのだ。この助成金は減反した農家に出すものではない。逆に減反しないで米を作ろうという農家を支援するのが目的。金額は町全体で3500万円。少ない予算をやりくりしての精一杯の金額。町長はこの予算を通すことに自主転作の命運をかけていた。小原町長の予算案は僅差で否決されてしまう。当時取材に当たったディレクターは国と町の対立を予想していたが、実際は町長に農家や農協が反発する展開になり、米を巡る問題の難しさを感じたそう。番組の続きは今夜10時30分から放送。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年10月24日放送 22:30 - 23:30 NHK総合
時をかけるテレビ(オープニング)
今回、97年放送「ドキュメントにっぽん 米はドンドン作ればいい ~岩手・東和町長の挑戦~」を再放送。当時の政府は減反政策をとっていたが、岩手の小さな町の町長が異を唱えた。番組はその改革をめぐる2ヶ月を追ったドキュメンタリー。スタジオゲストは元バレー男子日本代表監督で現在は米農家の中垣内祐一。実家が米農家だったこと、食糧難の解決に少しでも寄与したいとの思いで農[…続きを読む]

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