- 出演者
- 池田伸子 田中泰臣 志賀隼哉 瀬戸光
オープニング映像。
3時台は人口減に向き合う町長、減反に向き合う町長。4時台は「連続テレビ小説 ばけばけ」でトキに向き合うサワを演じている円井わんさんへのインタビュー。5時台はデフサッカー日本代表・松元卓巳さんが生出演。
- キーワード
- 円井わん松元卓巳連続テレビ小説 ばけばけ
募集テーマ:しっかり守りたいもの。田中さんは「子供との時間。女の子なので、必ずどこかで鬱陶しいとしか言われなくなるだろうな。仲良くできている間に一緒にいたい」等と話した。
きょう深堀りするテーマはスマートシュリンク。スマートシュリンクは賢く縮むとの意味で、多くの自治体で人口減少が進む中、それは避けられないという前提に立った上で、自治体の事業を取捨選択し、住民に必要なサービスの維持・向上に繋げていこうという考え方。スマートシュリンクの考えに基づいて試行錯誤しているのが山梨県早川町。町民約800人と日本一人口が少ない町。その実情を取材した。
山梨県早川町に町で初めてのコンビニがオープン。食品・日用品など1000点以上が並ぶ。実は町がつくった公営のコンビニ。店舗は直売所を改装し、店員は外郭団体の職員が務める。町長の深沢さんは住民の高齢化で買い物弱者の課題が増す中、生活を支える商店をつくりたいと約200万円の予算を投じて実現した。こうした動きの背景にあるのは将来の財政不安。ダムや発電所の建設工事などで栄えた早川町。昭和30年代には約1万人が暮らしていたが、その後の60年で800人ほどに減少。町長になる前は役場の職員を務めてきた深沢さん。町が潤えば人口が増えると数億円をかけた数々の観光施設の建設にも関わってきた。こうした施設の維持費や補助金などは町の予算の1割を占める年間約3億円に上る。将来、町の財政をさらに圧迫し、町民の生活に影響を及ぼしかねないと危機感を抱いている。住民サービスの質を維持するためにどのように賢く縮んでいけばいいのか。町で始めたのがお金の使い道の抜本的な見直し。プロジェクトチームを立ち上げ、約50事業を対象に必要性や妥当性を検証。この日は町が約660万円の補助金を出して開催する観光関連のイベントを継続するか意見が交わされた。町はすでに老朽化した温泉施設について休業を決め、関連する経費の約900万円を予算から削減した。一方で町の決定に住民から「確かにボイラーも配管も古いから無理ないと思うがショック」と戸惑いの声も上がっている。それでも町民の理解を得られるよう対話を重ねながら見直した予算で生活に欠かせない水道や病院の維持に繋げていきたいと考えている。深沢さんは「町にとって本当に必要なのか、お金をかけてでも町民が満足して事業を維持していくべきか、そこの見極めはきっちりしないと」と話した。
スマートシュリンクの話題。那須大暉氏は「大切なのはすべてのサービスや施設を一律に縮小させることではなくて、必要なものは維持や充実を図っていくということ。早川町でも事業や補助金を見直していく一方で生活に関わるサービスや施設については透明性を維持していきたいということ。町民からは水道や橋といったインフラ改修のためにもその他の見直しを進めてほしいなどの声がある一方で、町の補助がないと若者が働けるような産業は生まれないというような声もあがっていて、役場などの行政が住民の声を丁寧に聞いていくことが求められていくと感じた」などコメント。また、スマートシュリンクは他の自治体でも取り組まれているのかとの質問に那須氏は「出生率が上がった例は岡山県美咲町。この町は人口約1万2000人。平成の大合併で3つの町が合併して誕生。15年間で3000人ほど減少した。一方で合併前に作られた旧町ごとの公共施設の維持費が予算を圧迫。そこで町はスマートシュリンクに取り組むことに。今後さらに人口減少が続くことから、これまでに公共施設の統合・町営の温泉施設を廃止などが行われている。その一方で、町では子育て支援に注力。その結果、ここ数年で全国平均を大きく上回る特殊出生率で1.62~2.23に。人工戦略会議のレポートでは消滅可能性都市から脱出したとした。この他、高知県では消防の広域化ということを掲げて消防本部の統合を検討している。高知県内には現在15の消防本部がある。それを高知市の本部に通信指令を集約し各地のマンパワーを消防・救急に振り分けることを目指している」などコメント。各地を取材してみて那須氏は「こうした問題は全国に共通している。都市部でも近いうち人口が減るタイミングがやってくると思う。そうしたときに、限られた予算で、何をどう充実した生活につなげるのか住民側も考えていくことが大切だと感じた」などコメント。
たくさんの保護猫と過ごせるフリースクールが大阪・河内長野市にある。学校に行けない子どもたちは猫の世話をしながら日々を過ごしている。施設を運営している福本亜弥さん。動物とのふれあいで子どもたちの心を癒せる居場所づくりを目的にスクールを開いた。スクールを開くきっかけとなったのは長女の凛さんの存在だった。当時、小学生だった凛さんは人間関係の悩みから不登校になり4年たった今も中学校に通えていない。福本さんは7年続けた仕事をやめて寄り添ったがそれでも凛さんは家から出られない日々が続いたという。抜け出すきっかけはある出来事だった。福本さんは「猫の虐待のニュースを見て興味あるか話したらうんみたいな返事だったから。じゃあちょっと一緒にやってみると言ったらやってみたいって」などコメント。学校に行けなくてもいい。ただ、毎日を笑顔で過ごしてほしい。福本さんは近所の譲渡会に凛さんを誘った。凛さんに少しずつ保護猫を守る気持ちが芽生えた。凛さんは「里親が決まって幸せになってほしい。お世話を頑張る」などコメント。猫と子どもがともに過ごせる居場所を作りたいと自宅を改装して4年前からフリースクール「ゆきレオ」を開校。子どもたちがお世話する保護猫の新しい飼い主を見つけるために猫を紹介する画像を作った。子どもたちは画像編集の技術を共有しあいながら身につけていった。これまでに288匹の新しい飼い主を見つけることができた。さらに福本さんが注目しているのはアニマルセラピーの効果。動物とふれあうとオキシトシンと呼ばれる幸せホルモンがストレスを軽減していくれるというもの。笑顔の子どもたちの姿に福本さんは手応えを感じている。不登校の子を持つ保護者と悩みを打ち明ける場所もできた。スクールに通う保護者から紹介された地元の集い。スクールの収入だけでは採算が合わずアルバイトを掛け持ちしている悩みなどを打ち明けた。保護者たちと話すなかで「家族が一番なんで、そこをサポートしつつ今自分がやっているフリースクールと保護猫活動を継続していく。継続させつつ広げていきたい」という目標ができたという。
たくさんの保護猫と過ごせるフリースクールの話題。瀬戸光は「継続していくことが本当に難しい。そこを含めて経営というものを考えなくてはいけない。アニマルセラピーに詳しい近畿大学の漆原宏次教授は子どもたちが動物とふれあうことでストレスが軽減するほか、共感性や責任感。コミュニケーション能力が向上するなど社会的な効果も期待できるとしている。さらに学校にいけない子が自宅で飼育するとコストがかかりすぎてしまうのでフリースクールのような場所で動物とふれあえるのは良い取り組みだと述べている」などコメント。
毎週金曜日は「時をかけるテレビ〜今こそ見たい!この1本〜」。紹介するのは1997年放送の「米はドンドン作ればいい~岩手・東和町長の挑戦~」。ゲストは元バレーボール男子日本代表監督の中垣内祐一。岩手県南部に位置する東和町は過疎が進む山間の小さな町。町民の7割が農家。そのほとんどが米を作っている。国の減反政策に協力することで東和町の農家には国から年に2億円余の補助金が支払われている。農家は米作りを止め、補助金に依存してきた。東和町役場では「自主転作提言の町」と横断幕を掲げた。これは米を作りたい人は自由に米を作ればいいという旗印。小原町長は減反が農家の米作りの意欲を失わせていると確信している。東和町で作った米を大消費地で売るのが町長の戦略。戦略拠点の1つは東京・銀座にある。この居酒屋は2000万円を出資して造った。産地直送の食材と銀座にしては安い価格が受け、店は連日たくさんの客で賑わっている。もちろん米も東和町産。町長の計画はさらに進む。首都圏で直接米を売る産直センターを作ろうというのだ。自主転作が実現した場合は現在農協が農家から買い上げている価格よりも1割高く買い上げるつもりだ。町長は川崎の産直センターが軌道に乗れば同じような店を次々造る考え。農家の代表を集めて行われた説明会は冒頭から荒れた。転作を100%達成しないと補助金が減ってしまう、その埋め合わせを保証してくれない限り町の方針には賛成できない。小原町長は自分の主張が農家に支持されると信じていた。しかし、生活という重い現実の前に町長の理想は予想外の強い反発を受けた。補助金の必要性を訴えた多田充さん。集落44戸の農家を1軒1軒回り、減反に協力してもらうよう説得するのが多田さんの春先恒例の仕事。今の制度では減反転作を集落単位で100%達成しないと補助金が半分に減ってしまう。言い換えれば1人が減反しなければ他の農家全員に迷惑をかけることになる。小原町長は1つの決断をした。町が農家に助成金という形で金を出そうというのだ。この助成金は減反した農家に出すものではない。逆に減反しないで米を作ろうという農家を支援するのが目的。金額は町全体で3500万円。少ない予算をやりくりしての精一杯の金額。町長はこの予算を通すことに自主転作の命運をかけていた。小原町長の予算案は僅差で否決されてしまう。当時取材に当たったディレクターは国と町の対立を予想していたが、実際は町長に農家や農協が反発する展開になり、米を巡る問題の難しさを感じたそう。番組の続きは今夜10時30分から放送。
北海道・函館市・五稜郭公園から中継。河島アナウンサーは「こちらは桜の名所として有名なところだが、秋も紅葉の名所として桜、楓、ツツジなどが色づいている。観光客もきょうはたくさん来ている。五稜郭公園は上から見ると星の形」とコメント。きょうのミッションは“紅葉を楽しみつつ出会った人たちのスマホに入っている絶景を見せてもらえ!”。河島アナウンサーは「園内は7時まで楽しむことができる」などコメント。東京から来たという17人の団体旅行客(大学の国際交流サークル)らはの集合写真を見せてくれた。また、函館の夜景や八幡坂などを撮影したということで、その絶景画像も見せてくれた。
募集テーマ:しっかり守りたいもの。視聴者からは「町の本屋」「実家にある冷蔵庫」「健康」「安全運転」「家族」と寄せられた。
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