日本は日曜日のチュニジア戦に4-0で勝利。W杯史上最多4得点で今大会初勝利をあげた。歴代最強の日本代表を牽引するのが2試合連続ゴールを決めた鎌田大地(29)。活躍のウラには高校時代の恩師の存在があった。3歳でサッカーを始め、小学校6年で県大会で優勝。中学時代はガンバ大阪ジュニアユースに所属し、京都の強豪・東山高校へ進学。イヤホンつけて音楽聴きながら先生に挨拶するようなとんでもない学生だったという。東山高校サッカー部の福重監督は「まあまあいいチームですね」と上から目線で言われ、自分のプレーしか考えない選手だったと振り返った。25年の監督生活で一番手こずったという。鎌田は1年で全国高校サッカー京都大会の決勝に出場。1点を追いかける展開で後半途中から出場し、試合終了間際に決定的なチャンスを外してしまった。東山は2-3で敗れて全国大会出場を逃した。この挫折がきっかけで鎌田はチームのためにやろうと生まれ変わったという。人生で初めて丸刈りにし、毎朝1時間のドリブル練習をするなど、真摯にサッカーに打ち込んだ。3年生でキャプテンになると、チームのために働いた。高校卒業後はサガン鳥栖に入団し、日本代表入りするまでに成長。前回のカタールW杯では鎌田が費用を全額負担して、恩師・福重監督を招待した。鎌田は全試合にスタメン出場し、チームはベスト16入りした。今大会初戦・オランダ戦の2得点目では、ファン・ダイクに体を当てることで小川航基のヘディングシュートをアシスト。鎌田の献身的なプレーが勝ち点1につながった。
