三陸沖で発生した東日本大震災はマグニチュード9.0の地震となっていて、今も2520人が行方不明のままとなっていて、今も2万9328人が避難を続けている。被災から13年となる中、宮城県や岩手県では多くの人が祈りを捧げる様子が見られる。能登半島地震でも5社が全壊し他にも6社が被災してしまったが、能登町の数馬酒造は100%能登産にこだわって生産を行う中で、出荷前の商品が破損し断水の影響も続くなど厳しい状況となる中、東日本大震災で商品の6割が出荷できなくなり蔵が全壊するなどの被害を受けていた新澤醸造店が手を差し伸べている。数馬酒造と新澤醸造店は去年7月にロンドンで開かれた品評会で知り合うと、新澤醸造店は片道10時間かけて数馬酒造のもろみを回収して一升瓶350本の清酒にした。もろみは時間と力を注いで作られているので、これができなくなることは酒造メーカーとしてとても辛いことなので想いを少しは叶えられると新澤醸造店の担当者は話している。また、新澤醸造店の新澤代表は当時について、安否を行うことで精一杯だった、再開したくてもできない気持ちが強く一時は廃業を考えていたと話す様子も見せたが、復旧作業や酒造り支援のために全国から駆けつけてくれた酒蔵が心の支えだったと振り返っている。