2024年6月15日放送 10:05 - 10:40 NHK総合

有吉のお金発見 突撃!カネオくん
世界も注目!災害時に活躍する日本の技術

出演者
有吉弘行 田牧そら ユージ カンニング竹山 王林 
(オープニング)
今回のテーマ

日本の国土は地球上の0.29%に過ぎないが、マグニチュード6.0以上の地震の約18%が日本で起こっていることから、災害時の人命救助や生活を守る技術の研究開発が進み、海外の消防が視察に来るなど世界が注目している。今回は災害時に活躍する日本の技術を徹底調査する。

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アメリカ地質調査所国土技術研究センター気象庁
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

田牧そらは無意識にあることをやってしまう自分にビビっている。コップやスマホを持つ時に「小指」が立ってしまう人がいるが、それを見ると握りたくなってしまうという。

ゲスト紹介

今回のゲストはユージ、王林、カンニング竹山。初登場のユージはバイク好き。ヘルメットにこだわり、オリジナルカスタマイズでめちゃくちゃお金をかけているという。35万円かけたヘルメットと25万円のバイクを写真で紹介した。竹山はスーパーボウルを観戦し、アーロン・ロジャースのサイン入りヘルメットを買った。約6万円だという。

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アーロン・ロジャーススーパーボウル
(災害時に活躍が期待される日本の技術)
宙に浮くロボットホース

カネオくんが災害時に活躍する日本の技術に突撃取材。最初に訪れたのは東北大学。昨年出演してくれた災害対応ロボット研究の第一人者・田所諭教授に会った。昨年のロボットを特集した回では狭い場所に入り込んで被災者を捜索できるヘビ型ロボット、あらゆるものをキャッチするロボットハンドを持つ最新レスキューロボットなどを紹介してくれた。教授が開発する最新ロボットの1つが宙に浮くロボットホース。ドラゴンみたいに空を飛んで火を消す。複数のノズルから高圧の水を噴射することで、ホースの下を消化しながら、水の勢いでホース自体を宙に浮かせる。これまでの消火活動は建物の外から水をかけていたが、このロボットを使うことで建物の中からも消火活動ができるようになり、鎮火スピードが大幅にアップするという。開発費用は5000万円。教授は炎の中にあるものを掴むことができるロボットハンドも開発。指が高耐熱のチタンを数珠つなぎにしたワイヤーになっている。開発費用は1500万円。

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仙台市(宮城)東北大学
自衛隊の活動を支える特殊車両たち

自衛隊が2011~2021年に災害派遣された回数は約5000回。その活動は被災者の捜索・救助、物資の輸送など多岐にわたる。自衛隊の活動を支える特殊車両たちを紹介した。2020年の放送でも紹介したハイパー浄水車は、3つのろ過装置を搭載し、泥水や海水を1時間半で浄水できる。2011年の東日本大震災では、のべ100万人分のお風呂の水を供給した。どこでも橋をかける車(07式機動支援橋)は川に柱を立てないので、流れの速さ・川底などに制限されない。計11台で構成され、価格は12億円。柱を立てるタイプもあり、東日本大震災の時には津波で橋が崩壊した宮城・南三陸町の孤立した住民の救助に活躍した。巨大いかだを積んだ車両もあり、いかだを繋げると橋が完成する。50トンの大型車両も通行可能。東日本大震災では津波で連絡橋が崩壊した宮城・東松島市で活躍した。移動式炊事設備は温かい食事を提供する。電気・ガスが通っていない被災地でも汁物・煮物・揚げ物など様々な料理を作ることができ、45分以内に200人分の食事が提供可能。今年1月の能登半島地震では被災者に温かい食事を提供した。機動衛生ユニットと呼ばれる医療設備は一般病院の集中治療室と同等のコンテナで最大3名収容可能。輸送機で被災地に運ぶことが可能で、空飛ぶICUと呼ばれる。医師や看護師も搭乗し、治療を中断せずに被災地から医療機関へ搬送できる。

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07式機動支援橋令和6年能登半島地震南三陸町(宮城)東日本大震災東松島市(宮城)自衛隊陸上自衛隊 広報チャンネル
1台15役!超多機能 “災害救助”ドローン

被災者捜索など災害現場で近年めざましい進化を見せているのが「災害用ドローン」。全国の消防本部の約6割・429か所で導入。研究が進む1台15役の最新ドローンを紹介した。夜間の要救助者捜索に欠かせない赤外線カメラを搭載。消火剤・救援物資、医療物資・救命胴衣など災害救助に欠かせないものを運搬・投下するアタッチメントや、ロボットアーム・拡声器のアタッチメントを持つ。

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ドローン九州北部豪雨(平成24年)国土地理院群馬県
カネオクイズ

クイズを出題。ドローンの課題を解決するこの棒はどう使う?。正解は棒をレールに引っかけてスムーズに着陸する。従来のドローンはスピードを落とし、機体を水平に保ちながら降下する必要があり、被災地では横風にあおられ着陸が困難なこともあった。実証実験では強風の中で大幅に着陸精度が向上し、かかる時間も35%短縮できた。トラックの荷台に設置すれば、複数のドローンが一斉に捜索に出動する移動式ドローン基地にすることも可能だという。

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ドローン
スタジオトーク

災害時に活躍する技術を紹介したVTRが終わりスタジオトーク。有吉弘行は宙に浮くロボットホースが罰ゲームに使えそうと語った。ユージが見たというドローンレースや王林が見たというドローンアートを映像で紹介した。

(避難所生活に寄り添う最新技術)
くみ取り不要!断水してても水洗!最新仮設トイレ

避難所生活に寄り添う最新技術を紹介。断水で水が使えない避難所などではくみ取り式の仮設トイレが多いが、回収処理が滞り、衛生面が問題となっていた。くみ取り不要の最新式仮設トイレを紹介した。バクテリアを含んだ特殊な鉱石が水と二酸化炭素に分解するのでくみ取りの必要がなく、処理された水は再利用するので一度水を入れたら給水の必要がない。能登半島地震で被害にあった石川・能登町の避難所で使われた。

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令和6年能登半島地震能登町(石川)
身近なLPガスを電気に!移動電源車

被災地では電線・電柱が破損して停電が発生する。電気供給に活躍するのが移動電源車。軽油を使うディーゼル発電機が一般的だが、被災地では物資を運べなくなることもあり、軽油は医療機関など優先度の高い発電機に使用されるため、避難所などでは軽油の入手が困難になることもある。そこで活躍が期待される日本初のLPガスを電気に変える移動電源車を紹介した。LPガスは家庭やガス会社にあり、軽油に比べて現地での入手が容易。荷台の発電機につないでスイッチを押すだけで電気を供給できる。2018年の北海道胆振東部地震では福祉施設への電力供給や住民の携帯電話の充電で活躍した。

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北海道胆振東部地震
誰でも簡単!避難所の中に建てられる家

大規模な災害時には避難所生活が数ヶ月に及ぶこともある。避難所生活のストレスを少しでも緩和したいと開発された室内に設置できる簡易住宅「段ボールハウス」を紹介。素材は段ボールのみ。専用の留め具で留めるだけなので15分で完成する。開発した名古屋工業大学の北川啓介教授は「子どもでも作れるようシンプルなつくりにした。壁だけより屋根・天井もあったほうが家に帰ってきたという感じで心も休まるんじゃないかな」と語った。能登半島地震では1000戸以上が設置された。販売価格は2万5000円~。教授が開発した最新仮設住宅も紹介。防炎素材のテントシートに空気を送るとあっという間に膨らみ、テントの内側に発泡レタンを直接吹きつけると固まって壁になる。たった2時間で設置できる。外から電源を引っ張れば家電も使用可能。販売価格は60万円~。東日本大震災の時に訪れた宮城・石巻の避難所で出会った子どもたちに「仮設住宅ができるまで、なんで何ヶ月もかかるの?大学の先生だったら来週建ててよ」と言われたのが衝撃的ですぐにできる家の研究を始めたという。能登半島地震では約170戸が現地に建てられた。さらにコストを下げるため、材料・作り方を工夫する研究を続けている。

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令和6年能登半島地震名古屋工業大学東日本大震災石巻(宮城)
スタジオトーク

避難所生活に寄り添う最新技術を紹介したVTRが終わってスタジオトーク。段ボールハウスや簡易トイレの技術を称賛した。青森出身の王林は雪がすごいのは分かりきっているので、新幹線や電車が雪で止まることはないが、電車はカモシカがぶつかるとよく止まる。高校時代はカモシカがぶつかって遅刻した何回も言っていたと語った。アメリカ・マイアミ生まれのユージはプール付きの家に住んでいた。ハリケーンが来るというので避難して戻ってきたら、プールにワニが泳いでいたという。

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カモシカマイアミ(アメリカ)ワニ青森県
(エンディング)
次回予告

「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」の次回予告。

(告知)
プロ野球中継

プロ野球中継の番組宣伝が流れた。

所さん!事件ですよ

所さん!事件ですよの番組宣伝。

新プロジェクトX

新プロジェクトXの番組宣伝。

Venue 101

Venue 101の番組宣伝。

NHKスクープBOX

「NHKスクープBOX」の告知。

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NHKスクープBOX

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