被災地では電線・電柱が破損して停電が発生する。電気供給に活躍するのが移動電源車。軽油を使うディーゼル発電機が一般的だが、被災地では物資を運べなくなることもあり、軽油は医療機関など優先度の高い発電機に使用されるため、避難所などでは軽油の入手が困難になることもある。そこで活躍が期待される日本初のLPガスを電気に変える移動電源車を紹介した。LPガスは家庭やガス会社にあり、軽油に比べて現地での入手が容易。荷台の発電機につないでスイッチを押すだけで電気を供給できる。2018年の北海道胆振東部地震では福祉施設への電力供給や住民の携帯電話の充電で活躍した。