「AIR DRIP COFFEE SHIBUYA」に入ると書かれていたのは「空気から作った水で淹れるスペシャルティコーヒー」の文字。秘密はお店にある空気中の水分を集めて1日200Lの水を生成する装置。3年以上かけて装置を開発したのは代表を務める河崎悠有さん。きっかけは東日本大震災だった。河崎さんは「空気から水をつくれる技術が普及すればもっと活用出来るんじゃないかなと思った」などとコメントした。河崎さんは米国留学中に知った空気から水を作る実験をもとに、日本で実用化するため研究を始めた。能登半島地震では断水が続く地域へ「空気製水機」を運搬。災害時以外でも応用可能。次の目標は、世界中の人がきれいな水を飲める社会を作っていきたいという。