ビールに必要なあるホップが東京の街なかで今収穫の時期を迎えている。港区高輪にキャンパスを置く大学の屋上では、学生たちが自分たちで育てた鉢植えのホップを収穫していた。みずみずしく形のいいものをより分けたあとはビールの醸造が始まる来月まで冷凍保存する。きっかけは高輪ゲートウェイ駅の開業。地域の連帯感を深めてもらおうとJR東日本などが周辺の学校や企業、個人にビールづくりへの参加を呼びかけた。月に1度、集まってはこの高輪ならではのビールの味や瓶のラベル決めなどを話し合っている。この日のテーマはビールを造るときに出る麦芽かすの活用について。JR東日本マーケティング部・天内義也さんは「いろんな人との交流を大きくしてこられたのはとても嬉しく思う」などと話した。大学によると学生たちが育てているホップはことしは実りがよくたくさん収穫ができているという。ビールは港区内の醸造所で来月から始まり10月下旬には高輪の皆さんで乾杯できる。