先月、山形新幹線用の最新型車両「E8系」では車両の機器に電力を送る装置が故障し走行できなくなるなど、あわせて5編成の故障が確認されている。JR東日本はきのう、故障の原因について装置の中の「半導体」とそれを制御する「基板」の組み合わせであったことを明らかにした。不具合が起きるのは、去年の夏以降に製造された「半導体」と組み合わせた場合で、従来よりも大きな電流が流れるうえ、外部の気温が高かったことも影響して誤作動が発生、半導体に過剰な電流が流れ、故障したという。この影響で山形新幹線は通常の8割程度の運行となっているが、来月1日から順次、通常通りの運行にするという。