埼玉県東松山市の美術館に展示されている原爆の図。広島出身の水墨画家・丸木位里と妻で油彩画家の丸木俊が原爆直後の広島の惨状などを30年以上かけて描いた連作の絵画。ただれた皮膚をひきずりながらあてもなくさまよう人たちなどが生々しく描かれ、被爆の実相を伝え続けてきた。この絵に魅せられて学芸員として20年以上関わってきたのが岡村幸宣さん。初めて原爆の図を目にした際、感想を聞かれても答えることができないほどの衝撃を受けたことが忘れられず、この作品と向き合いたいと美術館に就職した。
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