今回のテーマは「つくる責任つかう責任」。横浜市で行われているゴミの開封調査に同行し分別の現状を取材。残された年数はおよそ20年。日本全国のゴミを埋め立てる最終処分場が満杯となり、捨てられなくなる可能性が懸念されている。全国の家庭ゴミは6日で東京ドームが満杯になるほどの量が排出されていて、今、各家庭で減量することが求められている。ゴミの量が、全国平均のおよそ1.2倍となっている福島市。分別ルールに違反したゴミ出しも年間9000件に上り問題化していた。そのため市は、去年12月分別ルールを守らない悪質な違反ゴミ袋を開封して違反者を特定し、改善されない場合に氏名を公表する条例を可決した。ゴミの減量化につなげる狙いで昨日から施行されている。プライバシーの侵害も懸念されているゴミの開封調査。17年前に始めた横浜市はどのように行っているか取材。横浜市資源循環局中事務所。中区のゴミを集積するための拠点となっていて、ごみ収集車や職員が待機している場所。ここで行われていたのは違反者を特定するための開封調査。引き上げ対象となっているのはシールが貼られたゴミ袋。これまで特定できた違反者の大半は分別の仕方がわからない人だったというが、中には悪質な場合も。専門家は、ゴミの分別は量を減らす以外のメリットもあるという。