為替相場の見通しは東海東京インテリジェンス・ラボの柴田さん。柴田さんはドル円予想レンジを155.80~157.00円とし「昨日の米国市場は感謝祭の祝日で休場だったが、米国の株式債券市場は本日も半日取引となるため、ドル円は様子見となる可能性が強まるとみられ、レンジ内での方向感を欠く取り引きが予想される」と話した。また、注目ポイントには「整いつつある160円突破の条件」と挙げ、「ドル円は節目の155円を突破したあと157円後半まで上昇したが、徐々に取引レンジを広げているため過熱感は出にくく、緩やかな上昇トレンドが続く流れとなっている。ドル円が4月22日に140円を割り込んで以降、円の名目実効為替レートは円安基調が続き、高市政権発足後さらに円売り圧力が強まっている。一方、大規模な経済対策を受けた財政悪化懸念から、日本の長期・中長期金利が急上昇している。日米金利差縮小はもはや円相場のドライバーとしては機能しておらず、円安と円金利上昇の同時進行はもっぱら日本売の様相を呈している。市場予想を上回る規模の経済対策や日銀の利上げ後ろ倒し観測、為替介入の有効性・実現性の低さなど財政・金融・追加政策の全てにおいて円安を抑制する材料には乏しいと考えられる。投機筋の円の先物ポジションは10月14日時点で37,166枚まで縮小してきた。10月14日のドル円は154円台で推移しているため、現在の水準とそれほど大きく変わっていない。昨年7月には投機筋による急激な解消が入り、2か月程度で20円以上の円高が起きたが、現在の投機筋のポジションでは昨年のような急激な円高は起きないと考えられる」などと話した。
