東京証券取引所から中継を伝えた。午前中はプライム市場のおよそ94%の銘柄が値下がり。さらに東証株価指数トピックスの先物取引では、混乱を避けるため売買を一時中断するサーキットブレーカーと呼ばれる異例の措置が取られた。株価急落の背景には米国の景気減速の懸念が急速に強まっていることがある。日本時間の2日夜に発表された米国の雇用統計では、就業者数の伸びが市場の予想を下回った。また外国為替市場ではドルが売られ日銀の追加利上げをきっかけに進んでいた円高ドル安の動きに拍車がかかっていることも売り注文につながっている。市場関係者は“世界の株式市場の中でも東京市場の株価下落の大きさが目立っている。投資家心理が急速に冷え込んでいる状態だ”と話している。