- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
きょうも全面安の展開となった東京株式市場。日経平均株価は、取り引き開始直後のおよそ15分で一時2500円以上値下がりした。取り引き時間中の下落幅としては1990年2月の2447円を超え、過去2番目の大きさ。午前の終値は先週末の終値より1662円14銭安い3万4247円56銭だった。
東京証券取引所から中継を伝えた。午前中はプライム市場のおよそ94%の銘柄が値下がり。さらに東証株価指数トピックスの先物取引では、混乱を避けるため売買を一時中断するサーキットブレーカーと呼ばれる異例の措置が取られた。株価急落の背景には米国の景気減速の懸念が急速に強まっていることがある。日本時間の2日夜に発表された米国の雇用統計では、就業者数の伸びが市場の予想を下回った。また外国為替市場ではドルが売られ日銀の追加利上げをきっかけに進んでいた円高ドル安の動きに拍車がかかっていることも売り注文につながっている。市場関係者は“世界の株式市場の中でも東京市場の株価下落の大きさが目立っている。投資家心理が急速に冷え込んでいる状態だ”と話している。
気象庁によるときょうも西日本や東日本を中心に高気圧に覆われ、広い範囲で午前中から気温が上がっている。日中の最高気温は山口市や熊本県人吉市、福岡県久留米市で38度と危険な暑さとなるほか大阪市や名古屋市などで37度、福岡市や広島市などで36度と猛烈な暑さが予想されている。気象庁と環境省は熱中症の危険性が極めて高まるとして、東北から沖縄にかけて34の都府県に熱中症警戒アラートを発表している。
暖かく湿った空気や気温の上昇の影響で北日本から西日本にかけて大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に雨雲が発達している。大気の不安定な状態はあすにかけて続き、北日本や東日本では雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがある。気象庁は土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒するよう呼びかけている。
1944年8月5日、オーストラリア南東部のカウラにあった捕虜収容所で、旧日本軍の兵士1100人余りが脱走を図り、監視をしていた兵士に射殺されるなどして231人が死亡した。収容所の跡地では発生時刻の現地時間午前2時前に慰霊の行事が行われ、脱走の合図となったラッパの音が鳴り響いた。夜が明けてからは日本兵などが埋葬されている墓地で日本からの参加者などおよそ300人が出席して式典が行われ、慰霊碑に花を供えて兵士たちを追悼した。
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米国の景気減速への懸念や円高の進行で、先週、日経平均株価が記録的な値下がりとなった東京株式市場はきょうも急落が止まらず、日経平均株価は一時2500円を超える値下がりとなっている。
エンディングのあいさつ。