感染性胃腸炎が急増している。多摩ファミリークリニックの高木医師は「多くて10人を超える。2月の半ばから増えてきた」。先月半ばの感染性胃腸炎の患者数は3万2000人。同時期比で過去10年で最多。なぜ急増?東邦大学感染細菌学の小林寅テツ教授は「寒い時期が続くようになってウイルスが活性化、ノロウイルス感染症が拡大している」。気温低下によるウイルスの活性化、寒暖差による負担が感染拡大につながる。対策は?ノロウイルスはアルコール消毒が効果なし。泡立てて手洗いをするのがポイント。「塩素系の消毒が有効。家庭用の漂白剤を使って処理をするのが大事」。塩素系漂白剤をペットボトルのキャップ2杯分に水500ミリリットルを加え混ぜる。消毒剤が完成。おう吐物をペーパー等で覆い消毒剤をかけ10分以上置く。ペーパーごとおう吐物を取り除く。最後に消毒剤をかける。ウィルスを死滅させることができる。