2025年10月24日放送 19:57 - 20:42 NHK総合

チコちゃんに叱られる!
▽虫の鳴き声の謎▽クリームシチューの謎▽庭の謎

出演者
塚原愛 岡村隆史(ナインティナイン) 若村麻由美 屋敷裕政(ニューヨーク) 
(オープニング)
オープニングトーク

オープニングの挨拶。ゲストは若村麻由美と屋敷裕政。

チコちゃんに叱られる!
虫の鳴き声が心地よく聞こえるのはなぜ?

チコちゃんは「虫の鳴き声が心地よく聞こえるのはなぜ?」と出題。若村麻由美は「私が幸せだから」と答えてチコちゃんに叱られた。屋敷裕政は正解した。正解は「オーケストラになっているから」。

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多摩動物公園
虫の鳴き声が心地よく聞こえるのはオーケストラになっているから

「虫の鳴き声が心地よく聞こえるのはオーケストラになっているから」について、千葉工業大学の関研一教授が解説。秋によく聞こえてくるスズムシやコオロギなどの虫の音は縄張りの主張や求愛など他の虫とコミュニケーションを取るためのものだが、人間にも影響を与えることが分かっている。ある実験によると、虫の鳴き声に対して「美しい」「清涼」「高音」といった要素を感じることが多く、鳴き声を聞くことで脳波にリラックスや落ち着きを促すアルファ波が生じるという。複数の虫が鳴いた場合、オーケストラのようにお互いが邪魔をせず綺麗に調和していることも分かっている。虫たち自身が、環境に合わせ、お互いの鳴き声が干渉しないように進化してきたと考えられている。

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アオマツムシエンマコオロギカンタンキンヒバリクツワムシスズムシ千葉工業大学千葉県国立環境研究所日本工営東邦大学藤本敏史
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

チコちゃんに叱られる!
クリームシチューはなんでできた?

チコちゃんは「クリームシチューはなんでできた?」と出題。屋敷裕政は「カレーを作っている途中にルーを入れ忘れて牛乳を入れすぎた」と答えてチコちゃんに叱られた。正解は「アメリカにいた一人の日本人が日本の子どもたちを救いたいと思ったから」。

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アメリカクリームシチュー
クリームシチューができたのは一人の日本人が日本の子どもたちを救いたいと思ったから

「クリームシチューができたのは一人の日本人が日本の子どもたちを救いたいと思ったから」について、食文化研究家の畑中三応子さんが解説。クリームシチューは日本発祥の料理。昭和20年、終戦直後の日本は危機的な食糧難に陥っていた。人手不足による食料・肥料の生産が困難になったこと、冷夏による農作物の不作、兵士・民間人300万人以上が一斉に帰国してきたことなどが原因にあった。栄養不足による餓死者は年間9000人以上にのぼったとされている。特に育ち盛りの子どもたちが一番被害を受けた。そんな状況に心を痛めていたのが、アメリカで新聞記者をしていた浅野七之助。浅野はアメリカで記者仲間を集めて邦字新聞社を設立し、終戦の翌年に創刊号を発行。その中で、食糧不足に苦しむ日本の惨状を書き、寄付をお願いした。この記事は、多くの在米日本人、さらにはアメリカ人の教育団体の目に止まり、浅野の活動を支援しようと新聞の購読者が激増。多くの寄付金が集まった。浅野が始めた日本戦災難民救済運動はアメリカで日本人を救う運動へと発展。新聞発行から6か月後には食糧95000kgを日本に送ることができ、物資援助は6年間続いた。この救援物資はララ物資と呼ばれるものの始まりとなり、戦後の日本人を支える重要な支援としてアメリカ政府を巻き込んだ救済活動になっていた。ララ物資の中にクリームシチュー誕生のきっかけとなるものがあった。それが脱脂粉乳。栄養たっぷりの脱脂粉乳だったが、味の評判は悪かった。後に、その脱脂粉乳に転機が訪れる。今のクリームシチューの原形となる白シチューが誕生。白シチューが誕生した経緯の史料はほとんど残っていない。ただ、使われていた材料やレシピ資料から推測するに、おいしくない脱脂粉乳をなんとか子どもたちに食べてもらおうと改良した形跡がみられるという。

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かぼちゃくりぃむしちゅーさつまいもじゃがいもたんぱく質カルシウムクリームシチューサンフランシスコ(アメリカ)トパーズ強制収容所ユタ州(アメリカ)上田晋也国立国会図書館有田哲平浅野七之助第二次世界大戦
休憩中のコーナー
屋敷裕政さんは家のことができなくて激ダサおやじにならないか心配らしい…

屋敷裕政は家のことになると何もできないことに悩んでいた。

チコちゃんに叱られる!
なぜ庭をつくる?

チコちゃんは「なぜ庭をつくる?」と出題。岡村隆史は「石器時代まで遡りますが、自分のテリトリーが大きければ大きいほど生活しやすい。その名残」と答えてチコちゃんに叱られた。正解は「自然をコントロールしたかったから」。

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新宿(東京)
庭をつくるのは自然をコントロールしたかったから

「庭をつくるのは自然をコントロールしたかったから」について、大阪大学の桑木野幸司教授が解説。古代の人類は生きるために広い自然の中を移動しながら狩りや木の実などを採って食料を集めていた。その後、住む場所を決め、農耕によって安定した食料をつくる生活に変化。大雨や洪水で農地が流されて食料不足になったり、住んでいる場所を猛獣が襲ってきたりと、今以上に人類は自然を恐れていた。そんな中、安心して暮らしたいという思いから、自分の家の近くに好きな花や果物を植えるなどして小さな自然を囲ってコントロールしようとしていた。それが庭づくりの始まりではないかとされている。

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イタリアイランイラン文化遺産庁インドオデュッセウスがカリュプソオランダシャー・ジャハーンスイススコットランドタージ・マハルナスヒエロニムス・ボスピーテル・パウル・ルーベンスフランスボマルツォ庭園ミニトマトムムターズ・マハルヤン・ブリューゲルルイ14世ヴィランドリー城ヴェルサイユ宮殿人間の堕落のあるエデンの園国立国会図書館大英博物館大阪大学岡山後楽園徒然草快楽の園
ひだまりの縁側で…
視聴者の皆さんからのおたよりをご紹介

視聴者から寄せられたおたよりを紹介。自分のせいじゃないのに謝ってしまうという子どもからの相談。岡村隆史は「ありがとう、ごめん、おはようみたいなんは言えたほうがいいと思う」などとコメントした。

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(エンディング)
次回予告

次回予告が流れた。

エンディング

チコちゃんとあっち向いてホイ!

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