JR北海道が単独での維持が困難だとする赤字8路線について今後の改善案を発表した。北海道だけの問題ではなくて全国的に影響が及ぶかもしれない。ローカル路線が赤字になっているという。在来線の半数にものぼる、距離は925km以上、営業赤字は年間150億円近くにも達している。釧路と網走を結ぶ釧網線。今月25日から雄大なくしろ湿原をトロッコ列車「ノロッコ号」が走る。来年からは新車両が導入されるため、この車両は今年がラストラン。冬になると白銀の湿原を力強くSL列車が走る。富良野と旭川を結ぶ富良野線。こういう路線は観光路線にもなっている。JR北海道の綿貫社長は「収支は厳しい。持続的に維持する仕組みを構築する必要がある」と話した。そこで浮上している対策案が上下分離方式。上が列車の運行や切符販売などをJR北海道が担う。下は線路や駅の維持・管理は自治体が担う。JR北海道は自治体などに対して自分たちが持っている駅や土地などの鉄道資産を無償で譲渡する。その代わりに無償でこれらをJR北海道に貸し出して下さいというシステムを作りたいとしている。そうすることによって今持っている資産の固定資産税の負担が軽減されるという。北海道特有の事情として、踏切の除雪なども自治体に移管したい考え。北海道北見市の辻市長は「まず国の考えを示してもらうことが必要」と話した。全国の貨物輸送を行うJR貨物が運行する「ジャガイモ列車」。毎年秋に帯広から石北線などを通って十勝産のジャガイモを埼玉県熊谷まで運んでいる。観光や生活だけでなく、全国の物流にとっても欠かせない列車が北海道から出ている。北海道の鈴木知事は「JRの負担は軽くなるが、地域が主体となって路線を維持していくのは課題が多く容易ではない」と話している。
住所: 北海道釧路市貝塚
