災害報道に力を入れているケーブルテレビ「J:COM」制作の映像を紹介。大雨に見舞われたときマンションの低層階で暮らす人は浸水などの被害が心配なときがある。そんなとき高層階の人の部屋に避難できる仕組みを作ったマンションがある。久喜市にあるマンション、東鷲宮ウエストハイツは近くを流れる利根川が氾濫したときの予想浸水深は5メートルにも達する。このマンションでは大水害時はマンション内で垂直避難を基本にしていて1、2階の住人は3階以上の他人の部屋に避難するきまりとなっている。2019年の台風のときのどこに逃げたらいいか分からないということもあるので収容施設も何もなさそうなので垂直避難しようということになった。垂直避難したい人と受け入れてもいいよという人のマッチング率は現在、なんと100%。基本的にコミュニティー活動が活発で、マンション内のお祭りや防災訓練などのイベントはもちろん、ゴルフや室内ゲームなどの同好会もあって交流が盛ん。みんな友達や家族みたいな関係が出来上がっていることもあり事前に行ったアンケートでもすでにマッチング率は100%だったんだ。信頼関係が構築されているからこそ成り立つ。ただし避難者はいる場所を借りているだけで、自分の分の水やトイレ対策品などの籠城の備品を必ず自分で準備しないといけない。避難を受け入れてくれた先に迷惑をかけないためにも準備は大事。ご近所づきあい減っている中ではありるが避難を円滑に進めるためにもふだんからの交流も大切だ。