- 出演者
- 船木正人 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像とアナウンサーの挨拶。
夏の全国高校野球準決勝で東東京の関東第一高校が鹿児島の神村学園を2−1で破って初の決勝進出を果たした。関東第一・飛田優悟選手は「とにかくおもいっきりキャッチャーに投げようと思った」などと話した。決勝はあさって金曜日。暑さ対策の一環で午前10時から始まる。相手の京都国際高校は関東第一と同じように複数の投手が活躍して勝ち上がってきたチームで、どちらが勝っても初優勝となる。
栃木・矢板市内を走る車の中では強い雨がフロントガラスにたたきつけて視界が悪い状況となっていた。関東甲信は日中の気温の上昇と暖かく湿った空気の影響できょうも大気の状態が不安定になっていて栃木県や関東南部などで局地的に発達した雨雲がかかっている。大気の不安定な状態はあすの夜にかけて続く見込みで局地的に雷を伴って激しい雨が降りこのあと数時間は関東を中心に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがある。あす夕方までの24時間に降る雨の量は多いところで関東北部で100ミリ、関東南部で80ミリ、甲信で60ミリと予想されている。気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意し落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけている。急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保するように。一方、日本のはるか南のマリアナ諸島付近できょう、熱帯低気圧が発生した。今後24時間以内に台風に変わったあと暴風域を伴い発達しながら北上する見込み。進路の予想にはまだ幅があるが小笠原諸島や本州に近づき影響が出る可能性があり最新の情報に注意だ。
戦争当時「軍国少女」として戦争を賛美していたという女性が、ある行動によって家族の死を招いたのではないかと自責の念を抱いている。「同じ経験を繰り返してほしくない」と後悔を伝える女性を取材した。92歳の亀谷敏子さんは先月、およそ50人を前にみずからの経験と後悔を語った。彼女は終戦間際の昭和20年、母と6人のきょうだいを空襲で亡くした。この時、自身の行動が家族7人の死を招いたと悔やんでいるという。昭和18年、亀谷さんの兄、俊治は15歳になり海軍飛行予科練習生、通称、予科練を志願した。しかし両親は難色を示した。一方、彼女は学校での軍国主義的な教育に感化され戦争を賛美するようになっていた。兄が予科練の志願書を提出するのをこっそり手伝い入隊の後押しをしたという。こうして実現した兄の予科練入隊が彼女の深い後悔へとつながることになる。戦況が悪化した昭和20年、家族は予定していた東京からの疎開を先延ばしにしていた。予科練から3月ごろ帰省する兄を家で迎えたいと考えていたからだ。しかし3月。東京大空襲で自宅周辺は火の海となった。彼女と父は無事だったが母と5人のきょうだいが犠牲になった。3か月後、茨城県の予科練にいた兄の俊治も17歳の若さで空襲で亡くなった。戦後長い間、亀谷さんはつらい記憶にふたをしてきた。しかし父も亡くなり1人、家族を弔い続けるうちに自分自身の罪を問う気持ちが大きくなっていったという。彼女は「何があっても戦争を肯定してはいけない」というメッセージを次の世代に託したいと思っている。
パリオリンピックのメダリストたちが次々と地元へ。このうち体操男子で金メダルを獲得した岡慎之助選手と杉野正尭選手に神奈川県鎌倉市から市民栄誉賞が贈られた。岡選手は団体、個人総合、種目別鉄棒で金メダル、平行棒で銅メダルと合わせて4つのメダルを獲得。杉野選手は団体決勝の跳馬で難しい技を高い完成度でこなすなど金メダル獲得に貢献した。2人は鎌倉市に住み地元の徳洲会体操クラブに所属していてきょう市民栄誉賞が贈られた。一方、水戸市役所ではフェンシング男子フルーレ団体で金メダルを獲得した水戸市出身の永野雄大選手に水戸市スポーツ特別功労賞と納豆1年分などが贈られた。永野選手はリザーブとして日本代表に選ばれ決勝のイタリア戦の終盤に初めて出場。5連続ポイントで突き放し金メダル獲得に貢献した。水戸市役所では会見も行われ母校の後輩たちも駆けつけた。永野選手は「ワールドカップが年間を通して始まるので優勝できるくらいの実力を身につけたい」と話した。
首都圏各地の夏の人気スポットやユニークな夏休みの過ごし方を紹介。栃木県大田原市のなかがわ水遊園ではゴーグルを装着した子どもたちが体長2メートルにもなる魚、ピラルクーなどアマゾン川に生息する生き物たちといっしょに水族館の水槽を泳いだ。鎌倉五山の1つ、建長寺ではNPO法人が企画した2泊3日の合宿で小中学生たちが早朝6時に坐禅を組んだ。寺の掃除も子どもたちの仕事。朝食は肉や魚を使わない精進料理。食事の最後は寺の作法にのっとりおわんに茶を入れてたくあんで拭いながらごはん粒1つ残さず食べた。階段を下りて子どもたちが向かったのは埼玉県春日部市にある世界最大級の地下放水路「首都圏外郭放水路」だ。大雨の際に川から水を集めて氾濫を防ぐために造られた。水をためる巨大な空間にそびえる59本の柱。その様子から地下神殿と呼ばれている。都心から1000キロ離れた世界遺産の小笠原諸島父島で、千代田区から校外学習で訪れた子どもたちが険しい山道を進んだ。たどりついたのは太平洋戦争中の大砲が置かれた場所。さらに撃墜されたと見られるアメリカ軍の爆撃機の一部も。本土防衛の拠点だった小笠原に残された戦争遺跡を見て当時の様子に思いをはせていた。日本一高いビルを擁する麻布台ヒルズにある緑地エリアで親子連れを対象に開かれた自然観察会が開かれた。緑や生き物に触れ合う子どもたち。最後に子どもたちは「はがき」の起源になったとされるタラヨウの葉を採取。傷をつけると黒くなる特徴があり竹串を使って家族にメッセージを書いた。
鉄道模型の甲子園とも言われている大会に日本一を目指して奮闘した都内の高校生を追った。白梅学園清修中高一貫部は夏休み真っただ中、鉄道模型デザイン班が活動していた。大会に臨んだのは高校2年生の女子生徒。メンバーは小物類や人物などパーツごとに担当が分かれている。みんな、さぞかし鉄道が好きなのかと思いきや実はそうでもないのだという。しかしこのように鉄道に関心がないことが彼女たちの大きな強みで、独創性やストーリー性で勝負をしている。これが白梅清修の伝統的なスタイルで、3年前に日本一になるなど高校の鉄道模型界では一目置かれる存在。しかし、ここ2年は連続して2位にとどまっている。部長の石井は2年前から出場しており、悔しさを晴らしたいとメンバーを引っ張ってきた。今回のテーマは岐阜の名所。みんなで行ってみたい場所としてメンバーの意見が一致した。現地に足を運ぶことはできないため写真や動画などを見てイメージを膨らませた。日本一に向けて力を入れたのは細かい部分の描写。人物の制作は1センチほどの人型の模型につまようじを使って風景に合った特徴を出していく。朝市では出店だけでなく並べられる商品の完成度にまでこだわった。またリアルさを追い求めて本物の植物も取り入れた。それでも部長の石井からは容赦ないだめ出しが、石井のこだわりも半端ではない。太陽の位置を想定して木の大きさや配置を考えた。白梅清修のジオラマは制作期間およそ4か月で完成。作品名は「「ようきてくれんさった」垣間見る岐阜」。それぞれの場所からかいま見る風景を大切にした。トンネルから見える橋には作品の原点となるみんなで乗りたかった飛騨のレールマウンテンバイク。川に浮かぶのは大垣のたらい舟に橋のたもとには葉が生い茂った柳の木も。コンテストは8月2日から3日間開催され全国から176校が参加。鉄道のある風景で細部まで精巧にできているか、ストーリー性や創意工夫などが審査の対象となる。鉄道模型の甲子園だけあって力作ぞろい。おととし、去年と2連覇中の学校の作品はイギリス北部の運河などを再現した。大阪の高校は1970年の大阪万博と現在を表現。こちらはクリスマスの楽しそうな町並みがテーマ。白梅清修の作品には多くの人が訪れ注目を集めていた。最終日、いよいよ結果発表。白梅清修はみごと3年ぶりに日本一の座を奪還した。スタジオに日本一の模型が登場。11月にはドイツで世界大会が開催され白梅清修は日本代表として出場するという。
関東甲信は日中の気温の上昇などの影響で大気の状態が不安定になり、都内では局地的に非常に激しい雨が降っている。このあと数時間は関東を中心に非常に激しい雨が降るおそれがあり、低い土地の浸水などに十分注意が必要。関東甲信はきょうも大気の状態が不安定になっていて栃木県や関東南部などで局地的に発達した雨雲がかかっている。午後6時までの1時間には東京世田谷区で50ミリの非常に激しい雨が降ったほか東京都が三鷹市に設置した雨量計で41ミリの激しい雨を観測した。大気の不安定な状態はあすの夜にかけて続く見込みで局地的に雷を伴って激しい雨が降りこのあと数時間は関東を中心に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがある。あす夕方までの24時間に降る雨の量は多いところで関東北部で100ミリ、関東南部で80ミリ、甲信で60ミリと予想されている。気象庁は低い土地の浸水や土砂災害、川の増水に十分注意し落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意するよう呼びかけている。
災害報道に力を入れているケーブルテレビ「J:COM」制作の映像を紹介。大雨に見舞われたときマンションの低層階で暮らす人は浸水などの被害が心配なときがある。そんなとき高層階の人の部屋に避難できる仕組みを作ったマンションがある。久喜市にあるマンション、東鷲宮ウエストハイツは近くを流れる利根川が氾濫したときの予想浸水深は5メートルにも達する。このマンションでは大水害時はマンション内で垂直避難を基本にしていて1、2階の住人は3階以上の他人の部屋に避難するきまりとなっている。2019年の台風のときのどこに逃げたらいいか分からないということもあるので収容施設も何もなさそうなので垂直避難しようということになった。垂直避難したい人と受け入れてもいいよという人のマッチング率は現在、なんと100%。基本的にコミュニティー活動が活発で、マンション内のお祭りや防災訓練などのイベントはもちろん、ゴルフや室内ゲームなどの同好会もあって交流が盛ん。みんな友達や家族みたいな関係が出来上がっていることもあり事前に行ったアンケートでもすでにマッチング率は100%だったんだ。信頼関係が構築されているからこそ成り立つ。ただし避難者はいる場所を借りているだけで、自分の分の水やトイレ対策品などの籠城の備品を必ず自分で準備しないといけない。避難を受け入れてくれた先に迷惑をかけないためにも準備は大事。ご近所づきあい減っている中ではありるが避難を円滑に進めるためにもふだんからの交流も大切だ。
埼玉県有数の観光地、川越市で大学生が考案した謎解きツアーがきょうから始まった。スマートフォンからチラシのQRコードを読み込むと時の鐘などの観光スポットを巡りながら歴史や文化に関するクイズに挑戦することができる。ツアーは10月中旬まで実施される。企画した大学生・渡部満喜さんは「建物の歴史、内面まで知ってもらいたい」などと話した。
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千葉市中央区から中継で気温を伝えた。「岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師」を開催中の千葉市美術館から中継。岡本秋暉は今の柏市に摘水軒という知識人が集まる文化サロンのようなところによく出入りしていた絵師だという。学芸員・松岡まり江さんが「孔雀図」「百花百鳥図」「花見硯屏」という作品を解説した。展示は今週末まで行われる。