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「松の御茶屋」 のテレビ露出情報

浜離宮恩賜庭園には家斉が通っていた鴨場がある。大覗きから元溜まりに鴨が来ているかを確認すると鷹狩を開始。大覗きから小覗きへ木槌で板を鳴らすと音に反応したアヒルが小覗きまで続く引き堀に餌によって呼び寄せられそれにつられ鴨がやってくる。引き堀の横で待機していた鷹匠が驚かし鴨が飛び立ったところを鷹が捉えるという仕組み。家斉が建てた2つのお茶屋。松の御茶屋は瓦葺屋根で復元されたものだが当時の技法で再現されている。壁は和紙を貼った貼り付け壁という伝統技法で、その壁に切り取られた月夜の景色は艶は漆を塗って木炭で削ぐ作業を行う呂色仕上げをしている。長押にはセミが止まっているがこれは釘隠し。窓辺の欄間には浜千鳥の透かしが。水面に空の光を受けると浜千鳥が飛んでいるようにひらひら動いて見える。燕の御茶屋は燕が24箇所についているという。これも釘隠しで、将軍が調度品を鑑賞したり、食事を取った場所。そのために将軍しかあがれない上段の間がある。家斉が最も気に入っていた小高い月山は北に江戸城、西に富士山、南に房総半島の見晴らしがあった。明治になるとこの庭は天皇家のものになった。大正では関東大震災が発生し昭和には東京大空襲に見舞われた。その後は東京都に下賜されて人々の憩いの場に。

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