今週、大手牛丼チェーン2社が昨年度の決算を発表した。すき家などを展開するゼンショーホールディングスと松屋フーズホールディングスは、ともに昨年度の売り上げ、最終利益が過去最高だった。その理由として両社は去年5月、新型コロナが5類に移行して客数が伸びたことを挙げていた。都市部に店舗が多い松屋フーズは、外国人旅行者の増加もプラスになったという。先月、牛丼を値上げしたゼンショーホールディングスは「値上げは理解してもらえていると感じている、売り上げも好調に推移している」としている。客足には影響は出ていないようだが円安も進んでいるため、コストをどう抑えていくかが引き続き課題となりそう。