早くもおせち商戦が始まっている。ことしのトレンドを取材した。大手デパートの高島屋は先週、およそ20種類のおせちをお披露目した。能登半島地震の被災地の復興を支援するため、カキや白えび、ほたるいかなど北陸の食材を使ったおせちや、物価高の中でおせちを割安に提供しようと、和食や洋食など35種類の料理から好きなものを選べるタイプも用意した。料理が9品の場合、価格は1万2000円台からあるという。また松屋では、原材料費が上がる中でも産地の仕入れや取り引き先を変更することなどで去年の価格を据え置いて、2万円台〜3万円台の定番のおせちを用意している。各社は12月末まで申し込みを受け付けていて、ことしと同じか、それを上回る売り上げを見込んでいる。物流、エネルギー、コロナに言及。高島屋おせち担当バイヤー・天笠亜佑子次長、松屋銀座食品部・柏木雄一部長のコメント。