アサヒビールは今日、新商品を無料で配るイベントを開催した。きっかけは酒税法が明日から改正されること。ビールの原料である麦芽を使う割合などによって法律によってビール・発泡酒・第3のビールと3つに分類されていたビール類。それぞれ異なる税率が適用されていたが明日から一本化される。今日までビールにかかる税金は約63円、発泡酒と第3のビールは約47円だったが、明日から全て約54円に統一される。ビールの酒税は9円ほど下がる一方、発泡酒・第3のビールは約7円上がることになる。これに合わせビールメーカー大手4社は、看板商品のリニューアルや第3のビールのビール化を発表している。都内のスーパーマルヤス 高島平店では、普段土日で発泡酒・第3のビールは300~400本近くの売り上げだが、先週の土日は合計2000本くらい売れたという。高くなる前の駆け込み需要で売り上げが約5倍になった。また明日からはハイボール・チューハイなどの酒税も350mlあたり7円高くなる。イオンでも駆け込み需要に備え発泡酒が24缶入った箱を段積み。今月に入り発泡酒などのケースの売り上げが前年比で約50%ほど増えており、発泡酒を中心に酒税改正の対象商品の在庫を通常時の倍に増やしたとのこと。一時2兆円を超えていた酒税の税収は、近年1兆円ほどにまで減少。今回の酒税改正について政府はあくまで、似たような商品なら税率も同じにするべきとの考えだが、ビール市場が縮小する中で安定的に税収を確保しようとする狙いもあるとみられる。ビールメーカー関係者からは、企業努力を潰している、振り回されてきたとの声もある一方で、おいしいビールを開発するチャンスという声も聞かれる。
