松本人志さんと文春の間での裁判に関する解説。これまでの裁判では、当時の女性の証言などを証拠として、文春側が提出してきた。例えばその当日の映像といったような、直接的な物的証拠は存在しないということをいってきた。所属する吉本興業は「弊社としては関係各所およびファンの皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。松本人志の活動再開につきましては関係各所と相談の上 決まり次第お知らせさせていただきます」としている。裁判において文春は女性の証言を最大の証拠として提出してきたが、映像のような物的な証拠は出てきていないのではないかと解説。週刊文春側は「本日、お知らせした訴訟に関しては、原告代理人から心を痛められた方々に対するおわびを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取り下げに同意することにしましたということで、松本人志さん側の代理人からおわびを公表したいという連絡があった。なお、この取り下げに際して、金銭の授受等が一切なかったことは、お知らせのとおりです」ということが記されている。この裁判は昨年12月の週刊文春の記事で、2015年に松本人志さんと女性2人がホテルにて行われた飲み会に参加、その際に同意なしの性交渉を強要されたとしている。この後松本さんはSNSで事実無根、戦うとコメントし週刊文春に対して5億50000万円の損害賠償を請求する裁判を起こした。また同時期、松本さんは芸能活動休止を発表していた。裁判は書面による審理が行われていたが、その後は裁判が進んでいおらず、来週の月曜日に2回目のオンライン審理というのが行われる予定だったが、その間、開かれていなかったので、およそ5か月ぶりに審理が開かれる予定だった。この直前に訴訟が取り下げになったが「水面下では、双方でやり取りが何度も行われていて、松本さん側は裁判を取り下げたいということを、文春側に申し出ていたというふうに聞いている」「裁判を取り下げるには第1回口頭弁論と、この書面、書面で答弁書が提出されたあとは提出した側とされた側の双方が同意しなければ裁判を取り下げられないという仕組みになっているが、文春側の裁判取り下げの条件だった松本さん側からの謝罪のコメントが出されたことで、文春側も同意したのではないかと見られている」などと解説した。また謝罪に関しては双方が取り下げに関して納得したから、記事に関して真実相当性を争うことは松本さんが難しいと考えたからではないかとした。また刑事事件化されていないのは時効が成立している可能性があるからではないかとした。