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「松本孝允」 のテレビ露出情報

2024年5月4日、富士スピードウェイで行われるSUPER GT Rd2。2024年3月24日開幕直前公式テストで初走行を果たした黒いマシンをわが子のように見つめていたのは、GT300クラスに参戦しているチームHoppy team TSUCHIYAの監督・土屋武士さん。つちやエンジニアリングというチームを運営しているが、つちやエンジニアリングは1971年土屋武士の父・春雄さんが創設。大資本に頼らず数々のタイトルを獲得した「戦うプライベーター」と呼ばれ、50年以上にわたりレース界に挑戦を続けてきた。父親が作ったそのチームを受け継いだのが二代目・土屋武士監督。職人魂の象徴でもあるそのマシンはチーム名にちなんでホピ子という愛称でファンに愛されていた。ホピ子は2023年8月6日Rd.4富士スピー ドウェイで全焼しシーズン途中でレースを断念。チームには新たなマシンを用意する余力は残っていなかった。しかしSNSなどで多くのファンから「辞めるな」という言葉をもらう。ファンに背中を押され土屋は「ホピ子復活プロジェクト」を立ち上げた。ステッカーと引き換えに一口1万円で支援を募り、ファンや関係者から約3000万円の支援が集まった。マシン製作を担ったのはチーフメカニック・武藤良明とチーフエンジニア・木野竜之介。奇跡的に残ったメインフレームを元にマシンの約9割を新たに製作した。チームは開幕直前の初走行にこぎつけると、先月岡山での開幕戦にカラーリングもばっちりのホピ子の姿が。そこで見事完走しついにレース復帰を果たした。土屋監督は「復帰戦後は感傷に浸るのかなと考えたが全く無く、レースがしたい、そうさせてくれたのはホピ子だった」などと語った。一昨日、ホピ子が炎上した富士スピードウェイでのレースを向かえた。会場にはホピ子に思いを馳せる多くのファンが集まった。彼らは「帰ってきてくれてありがとう」「元気な姿を見られるだけで嬉しい」と話した。多くの人々の思いを乗せた。3人のドライバーが繋ぐ3時間のレース、結果は23位。あの日受けられなかったチェッカーフラッグをホピ子は無事に受けることができた。土屋監督は「やっと皆さんに恩返しが少しだけで来た、もっとみんなで喜べるレースがしたい」と復帰戦の感想を語った。

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