中村獅童一家の舞台裏に密着。公開から4か月の映画「国宝」は興行収入158億円を突破している。そんな歌舞伎界には次世代を担うスター候補が。去年6月に中村を襲名し初舞台を踏んだ中村陽喜くんと中村夏幹くん。父は中村獅童。2人はこの初舞台を持って萬屋一門に名を連ねることになった。2人は父・獅童さんと共に地方巡業など約100日以上舞台に立ち経験を重ねてきた。今月12日、2人にとって新たな成長への一歩となる出来事が。初めて父の獅童さんがいない舞台で10日間、1人の歌舞伎役者として仕事を全うする。今回、長男・陽喜くんの課題となっているのが腹式呼吸。本番、演目は三大名作の一つと言われる古典の義経千本桜。次男・夏幹くんには片岡仁左衛門との大事な場面を演じた。