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「板そば」 のテレビ露出情報

山形市は去年の1世帯あたりのラーメン支出額が2年連続全国1位になった。山形市民は週に5回ラーメン店に行くほどで、人口10万人当たりのラーメン店の数も38軒と全国平均の2.5倍と「ラーメンの聖地」でもある。山形ラーメンと言っても無数のご当地ラーメンが存在する。米沢市ではあっさりめのスープの「米沢ラーメン」、新庄市では「とりもつラーメン」、酒田市の「ワンタンメン」などがある。なぜ山形県民はここまでラーメン好きなのか。その秘密を解く鍵が「漆山 寿々喜そば屋」である。香り高い板そばが看板メニューのはずだが、注文の8割がそばではなくラーメンだという。常連客は「そば屋さんで出すラーメンはだしがすごくきいてる」と話した。こちらの名物ラーメンは鳥中華で、スープはかつお節等で作ったそばつゆから作る。鶏肉やゴボウなどを煮てスープを仕上げ、麺は特注の中細ちぢれ麺を使用している。仕上げは地元産のネギを入れれば完成する。そば店で出されることにより、ラーメンがより身近になったという。なぜそば店でラーメンが人気になったのか。そこには100年前に関東大震災の影響で横浜中華街の華僑の方々が山形に移り住んだことがきっかけである。被災した横浜中華街の料理人たちの多くを受け入れたのが山形県内のそば店だったという。山形は、山、川も多く地域性や食文化も多彩なこともありご当地ラーメンが次々と誕生した。観光葬祭も含め、ッ客が来るとおもてなしという形で出前が主流だった。山形市役所の會田夫婦は結婚式でラーメンを振る舞った。花鳥風月 酒田本店では40~50杯くらいのラーメンを届ける依頼がある。到着したのは高齢者施設だった。

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