黄色い着物がトレードマークで「笑点」の歴代最長レギュラーとして活躍してきた落語家・林家木久扇さん。唯一無二のキャラクターを確立し「キクちゃん」の愛称で人気を博した。そんな木久扇さんは去年の「24時間テレビ」で若い世代にバトンタッチしようと「笑点」卒業を発表した。1966年から始まった演芸番組「笑点」。木久扇さんは1969年にレギュラーメンバーに抜擢され、それからお茶の間に笑顔を届け続けて55年。先月16日、レギュラーとして最後の収録を迎えた。「笑点」出演55年の集大成。木久扇さんらしい回答で会場を盛り上げる。そして最後の大喜利では「長い事楽しい思い出をありがとうございました。あんまりよく覚えていないんですけど」と話した。今後は「笑点のいち視聴者になる」という木久扇さん。最後までユーモアたっぷりだった。