10人ほどの名前が挙がる乱立乱戦の様相を呈し、これまでに7人以上が出馬を予定している自民党総裁選。今日、正式にポスト岸田に名乗りを上げたのは午前中に解散届を出した岸田派ナンバー2の座長を務めた林官房長官、自民党総裁選に挑むのは2012年以来2度目となる。当時は参議院議員、参議院から総理が誕生した例はない。それも踏まえて3年前、衆議院へとくら替えをしている。小泉元環境大臣は今日、東京・目黒区の介護施設を視察した。昨日は幼稚園を訪れ、今日は介護施設。正式な出馬会見はこれからだが、すっかり総裁選モード。同じ40代、真っ先に出馬を表明した小林鷹之前経済安保担当大臣は今朝、党本部に。取材に応じているその最中に背後に現れた麻生副総裁だが支援を表明しているのは麻生派に所属する河野太郎デジタル大臣。河野大臣も今日は東京・渋谷区の子育て支援施設を視察した。河野大臣は麻生副総裁からの支援はあるものの、派閥としてのまとまった支援ではない。今回の総裁選、前回は河野大臣を支援した小泉元環境大臣と石破茂元幹事長も対立相手となっている。自民党総裁選への出馬を表明したのは4人。更に3人が近く表明を予定し、3人が意欲を示している。人数が多い分、討論会での1人あたりの時間が短くなり本質的な議論ができないのではという指摘もある。世代交代を求める声がある中、今回名乗りをあげないと次回以降も総裁候補として扱われなくなる懸念もある。