厚生労働省は去年1年間で国内で生まれた日本人の子どもの数が統計開始以来、初めて70万人を下回り、過去最小になったと発表した。1年間で生まれたのは68万6061人。日本人の出生数が加速度的に減少している。統計を開始してから初めて70万人を下回り、史上最小を更新した。林官房長官は「少子化の要因については、経済的な不安定さや仕事と子育ての両立の難しさなど、個々人の結婚や出産、子育ての希望の実現を阻む様々な要因が複雑に絡み合っている」と話した。街の人は子供に関するライフプランをどう考えているのか。1人の女性が一生のうちに生む子どもの数の指標である合計特殊出生率は1.15で、過去最低を記録している。来年卒業予定の大学生・大学院生1633人に行った調査では、子育ての項目で「いまは欲しくない」などと回答した人が約30%に。