自民党総裁選で最大の山場とされていた日本記者クラブ主催の公開討論会が行われた。小林鷹之元経済安全保障担当大臣は「現役世代・中間層をしっかり支援していくことで頑張れば報われると実感をもっていただく」茂木敏充前幹事長は「経済の好循環を作っていく。それによって物価高を上回る賃上げを確実に実施していく」小泉進次郎農水大臣は「物価を上回る国民所得の上昇を実現、日本の生産力・供給力を拡大していく」などとした。候補者同士が互いに質問していく討論会に移るとどの候補者も互いの主張に同調しあう奇妙な論戦となり業を煮やした記者から「総理大臣に近づいたから慎重になったんですか」など厳しい質問がとんだ。党内の議員票獲得や野党との関係を見据え独自色を控えた主張が目立つ論戦、野党トップは総裁選をどう見るのか。